文字サイズ

「集大成」日本画33点 丸山柾子さんミュゼ雪小町で初個展

初個展を開いている丸山さん

 上越市大貫4の丸山柾子さん(80)は22日から24日まで、同市本町5のあすとぴあ高田5階ミュゼ雪小町で日本画の個展を開いている。上越市展無鑑査で画歴40年の丸山さんは初の個展に33点を出展している。開場時間は午前10時から午後5時(最終日は同4時)まで。

 丸山さんは子育てなどが落ち着いた頃、高田南城高の社会人講座で日本画を始め、旧上越大和のカルチャー教室、上越教育大の研究生などで研さんを重ねた。市展は毎年出品して審査員による講評会に参加。「先生に恵まれた。市展に育てられた」と振り返った。

 毎年の市展と「日本画友の会」のグループ展で作品を展示しているが、個展は初めて。亡き夫の友人から贈られた100号の額に作品を描いたことがきっかけとなった。1996年の市展賞受賞作や家族を描いた人物画、花など「今までの集大成」と話す。

 もともと絵に苦手意識があったという丸山さんは「にかわを煮て顔料を溶いて何重にも塗り重ねる日本画の描き方が自分に合っていたのでは。これだけ続けていると一つの楽しみ。描き続けたい」と話した。