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市内5酒蔵の酒ゆったり味わう 心機一転・内容充実 試飲販売や利き酒など いといがわヒスイSAKEまつり2023

円卓テーブルを囲んでゆったりと、糸魚川の地酒を楽しむ来場者たち(21日、ヒスイ王国館)
振る舞い酒を用意し、にぎわう前夜祭(20日夜、駅北広場キターレ)

 糸魚川五醸の会は21日、糸魚川市大町1のヒスイ王国館で「いといがわヒスイSAKEまつり2023」を開いた。市外からも大勢が来場し、市内5酒蔵(池田屋酒造、猪又酒造、加賀の井酒造、田原酒造、渡辺酒造店)の酒をゆったりと堪能した。

 「糸魚川五蔵の酒を楽しむ会」として親しまれてきた恒例イベントを心機一転リニューアル、バージョンアップして実施した。

 「五蔵の酒試飲販売コーナー」やブレンド酒「五翠」限定販売、利き酒チャレンジ、同会会員の飲食店によるピンチョス販売と盛りだくさんの内容。20日夜には同市大町2の駅北広場キターレで、振る舞い酒を用意して前夜祭を開いた。

 21日は開場早々から幅広い世代が足を運び、円卓テーブルを囲んでくつろぎながら飲食を楽しんだ。場内は和やかでゆったりとした時間が流れ、参加者と各酒蔵の蔵元が会話を弾ませる姿も目立った。

 上越市の高田本町商店街で開かれている「越後・謙信SAKEまつり」(21、22日)との相乗効果も見られ、埼玉県の男性(38)は「謙信SAKEまつりと両方楽しもうと思って来た。糸魚川のSAKEまつりは初めてで、ゆっくりと一杯やれて楽しい。来て良かった」と笑顔で話した。

 同会の小林大祐会長(加賀の井酒造蔵元)は盛会を喜びつつ、「どういうやり方が糸魚川にとって良いのか、またこれから考えながらやっていきたい」と今後を見据えた。

振る舞い酒を用意し、にぎわう前夜祭(20日夜、駅北広場キターレ)