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干し柿で雁木に風情 上越市大町5 児童も参加し作業 街なみFocus

皮をむき、麻縄に固定した柿を雁木につるしていく

 NPO法人街なみFocus(岸波敏夫理事長)は18日、上越市大町5で干し柿作りを行った。雁木の軒下に皮をむいた柿をつるし、風情ある町並みの風景となった。

 秋恒例の取り組みで、同日午前にメンバー6人が同市灰塚の個人宅にある柿の木2本から約300個を収穫。午後は地域住民らも加わり、約15人でつるす作業。皮をむき、麻縄に固定して熱湯にくぐらせた後、雁木につるした。

 雁木につるすと、約10メートルにわたって干し柿のカーテンが完成。干す作業は約1カ月続き、期間中は訪れる人が写真撮影などを楽しむことが多いという。

 今年は午前放課だった大町小の児童2人も参加。来年以降、子どもたちの参加をさらに増やしていきたい考えだ。岸波理事長は「これまでは〝懐かしさ〟でやってきたが、次の世代に継承もしていきたい。天然の干し柿の味を子どもたちに知ってもらいたい」と話した。