「桜守」がこつ伝授 高田城址公園桜プロジェクトJ 降雪期前に冬支度講習

上越市高田城址公園の桜保全活動に取り組む市民団体「桜プロジェクトJ」は14日、同公園の桜見本園で冬支度講習会を開いた。園内の桜保全活動に当たる、「桜守(さくらもり)」の小山秀さんらが講師を務め、冬囲いの実演や参加者による体験を行った。
冬囲い前の枝切りでは、小山さんが切るべき枝の見分け方を伝授。下がり過ぎた枝や日光を防いでいる枝で、特に先端が簡単に折れたり芽がどす黒いなど、枯れた枝を切ることを勧めた。今年は夏の猛暑や少雨の影響で、桜のダメージが大きいという。
桜プロジェクトJリーダーの鈴木敏男さんは「今年は少雪予報だが、ぜひ、きょうの講習を参考に、降雪に備えてほしい」と呼びかけた。