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輝かしい歴史永遠に 大島中閉校記念式典 閉校記念柱を除幕

生徒による発表では、大島中50年の歴史を映像で振り返り、感謝を述べた

 大島区の大島中(宮崎次朗校長、生徒17人)で14日、閉校記念式典が行われた。生徒が制作した映像作品の上映や、閉校記念柱の除幕などを行った。

 同校は昭和49年4月、旧大島村の3中学校が統合し開校。これまで1600人以上の〝大島健児〟を輩出してきた。来年度から安塚中、浦川原中と統合し東頸中が新設されるため、本年度末で閉校。50年の歴史を終える。

 式典は上越市の主催で行い、生徒と保護者、地域住民、来賓ら約100人が出席。宮崎校長は「輝かしい歴史は決して消えることなく、いつまでも生き続ける」とあいさつ。閉校記念事業実行委員長の岩野高正さんは「閉校は地元として残念だが、子どもたちの未来を考え、喜んで送り出してあげたい」と思いを語った。

 式典後半の生徒発表では50年の歴史を振り返る映像を上映。生徒会副会長の高橋瞳衣さん(3年)が「50年分の思い出が詰まった校舎と過ごす時間はあとわずか。これまでお世話になった全ての皆さまに感謝を伝えたい」と述べた。

 閉校記念柱はグラウンド前に建立。同校第1回卒業生と、最後の卒業生となる3年生の代表が除幕した。