JAえちご上越・JAひすい 総代会で合併決議 来年3月 上越地域1JAに
JAえちご上越(本店・上越市藤巻)とJAひすい(本店・糸魚川市大町1)は12日、それぞれ臨時総代会を開き、来年3月1日の合併を賛成多数で決議した。両JAの決議により、上越地域は来年3月から「えちご上越農業協同組合」の1JAとなる。
両JAは2022年度末時点の単純合算で、正組合員数約1万8000人(法人含む)、准組合員約3万1000人(同)。水田の耕地面積は約1万6900ヘクタール。22年度のコメの取扱高は88億円、貯金残高4046億円。
JA新潟中央会が示した「上越地区1JA」の再編方針を受け、19年にJAえちご上越とJAひすいが合併に向けた検討を始めてから約4年半。12日の臨時総代会で両JAの合併は確実なものになった。人口減少に伴う農業の担い手減少で地域の農業生産体制に不安を抱える上、日銀のマイナス金利政策により信用事業で利益を上げにくい環境の中、規模の拡大で組織の体質強化と課題解決力の向上を目指す。