ギャラリー陽 「街」テーマに初展示 村山陽さん生前の作品 俳句の募集も

一般社団法人アトリエ村山陽は11月6日まで、上越市平成町のギャラリー陽で「直江津・高田『街』を描く」展を開いている。
洋画家、村山陽さんが生前に描いた作品約25点を展示。昨年に続いて俳句の募集も行っている。開館は金、土、日、月曜の午前10時から午後4時まで。
同ギャラリーでは季節ごとにテーマを決めて村山さんの作品展示を行っている。「街」をテーマにした展示は今回が初めて。
高田や直江津の、現在も残る建物や建て替えなどで姿が変わった店舗などを描いた作品が飾られている。最も古いものは、昭和54年に旧上越大和から本町通りを見下ろして描いた作品。街角にあった特徴的な建物など、懐かしさが感じられる展示となっている。
俳句は「街」をテーマに募集している。ギャラリーで作品を鑑賞したり、身近な街で詠んだ未発表の句で、今年の歌会始で入選した「俳句いろは塾」の相川澄子さんが選者を務める。応募は11月13日まで、同ギャラリー(〒943・0151 上越市平成町109、電子メールart.murayama@gmail.com)へ。入賞作は同ギャラリーに飾られる。また、12月3日に相川さんによる講評が行われる。
いろは塾はこのほど、初の句集を刊行した。メンバー20人が10句ずつ掲載し、自分の句のページを手書きしたりイラストなどで飾ったりしている。句集は同ギャラリーで閲覧できる。