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限定酒などを販売 9日まで「蔵まつり」 よしかわ杜氏の郷

「有りがたし」熟成原酒、2011~13年醸造を手にする蔵人の谷内さん。微妙に酒の色付きが変化している

 吉川区の「よしかわ杜氏の郷」は9日までの3日間、「蔵まつり」を開いている。午前10時から午後4時まで。

 秋の恒例で、本年度の目玉は今回限定の「有りがたし」熟成原酒と「大辛口」樽(たる)酒原酒。

 「有りがたし」は2011、12、13年醸造の古酒を用意。吉川産山田錦を精米歩合90%でほとんど削らず、コメの香りを楽しめる。蔵人の谷内幹典さん(51)によると、「熟成すると味が増し、複雑な味わいになる」という。200ミリリットルで、少量ずつ飲むことを勧めている。

 「大辛口」は同社で一番の辛口。杉樽の香りが漂う原酒。アルコール度20%、720ミリリットル。

 当初、「桃酒」を店頭販売する予定だったが、カクテルのみの提供に変更している。

 谷内さんは「普段は買えない、秋の限定酒を用意し、お待ちしています」と話している。

 入場無料。問い合わせは同社(電025・548・2331)へ。