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県ナンバー1へ仲間たちと練習 学校の枠超えバスケ熱中 糸魚川Jr.SPIRITS10

バスケ好きな中学生男子が集まり、糸魚川のU15チームの選手として一人一人が盛り上げる(糸魚川市民総合体育館)

 糸魚川市内の中学生男子で構成するバスケットボールのクラブチーム「糸魚川Jr.SPIRITS(スピリッツ)10」は、学校の枠を超えた仲間と糸魚川のU15チームとして県ナンバー1を目指し、練習に励んでいる。

 2年前に立ち上げた「糸魚川クラブJr.」を改名し今年3期目のチーム。メンバーは市内4校の1~3年生まで14人。9月30日に糸魚川市民総合体育館で行われた新潟県U15バスケットボール後期リーグ戦に出場し、県内他チームと対戦を重ねて練習で鍛えた力を発揮した。渡邉夢真選手(糸魚川3年)は「みんなバスケが好きで仲がいい」。安田優希選手(同)も「楽しい。このチームでずっとバスケをやっていきたい」と全体がまとまって盛り上げる。

 中学卒業後も地元の高校、社会人と続けていけるようにと市バスケットボール協会がバックアップ。各指導者や保護者らも協力して取り組む。一方でクラブチームの活動を続けていくに当たって、部活動地域移行の過渡期や指導者の後継不足などの課題もある。

 同協会会長でアシスタントコーチを務める水嶋信一さん(65)は「県で上位を狙える力に成長した」と期待を込め、「今後も(課題を)模索しながら子どもたちが糸魚川で頑張れる環境をつくっていきたい」と話した。