雁木の〝物語〟捉えて 上越市大町で技術学ぶ撮影会 女性のためのやさしい写真教室

上越写真連盟が主催する「女性のためのやさしい写真教室」は9月30日、上越市大町の雁木通りで撮影会を行った。町並みの風情を撮りながら撮影法を学んだ。
教室は初心者向けにカメラと撮影の基礎技術を学ぶ内容で、本年度は9人が受講。今回は全6回のうち2回目で、越後高田・雁木ねっとわーくの高野恒男会長の案内で雁木通りを散策した。
主役となる雁木は撮影の角度や高さで印象が大きく変わる。花や看板、自転車などと組み合わせ、遠近さまざまな画角でシャッターを切った。住民との交流もあり、雁木の町並みを残していく努力や、町屋の構造に感心の声を上げた。
教室の進行役を務めた同連盟の山本勝さんは「ちょっとしたしぐさを撮る。物語が映るように」と助言。受講生の女性は「(雁木の町並みは)初めてなので、何を見ても新鮮。カメラを通すと、そこだけに集中でき、自分の世界になるのがすごく楽しい」と話した。