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これからも楽しく元気に 花束や寄せ書きのプレゼント 上越市下荒浜笠原イセさん デイサービスで100歳祝う

2日にまちトレ上越で開かれた笠原さん(前列右から2人目)の100歳祝い。施設や利用者仲間からプレゼントが贈られ、これからも元気でと祝福された

 上越市下荒浜の笠原イセさんが3日、100歳の誕生日を迎えた。前日2日、笠原さんが通う機能訓練特化型デイサービス「まちトレ上越」(同市新光町1)で誕生会が開かれ、利用者仲間が色紙などのプレゼントを贈った。

 笠原さんは1923(大正12)年10月3日生まれ。大潟区下小船津浜の農家で、戦時中は出征した兄2人に代わって農業に励み、戦後の49年には亡き夫の信吾さん(享年76)と結婚。その後も農業に精を出し、家庭を支え、3人の子どもと6人の孫、さらに多くのひ孫に恵まれた。今月1日には誕生お祝い会を開いてもらったという。

 2006年に交通事故で左大腿骨を骨折。12年にも再び骨折し、これを機にまちトレ上越に通うようになった。通い始めて12年目となった今は運動だけでなく、脳トレプリントや仲間と話すことが何よりの楽しみという。施設管理者の加納明菜さんは「何事にも一生懸命で、話をするのが大好き。他の利用者さんも笠原さんから元気をもらっている」と話した。

 2日の誕生会では施設から花束、利用者から寄せ書きの色紙がプレゼントされ、「私も頑張って長生きする」「おめでとう」などの言葉に笠原さんは目を細めた。元気の秘訣(ひけつ)については「昔から我慢強かったこと」と語り、「おかげさまで皆さんと仲良く、毎日を楽しんでいる。これからもよろしく」とほほ笑んだ。