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都市計画道路黒井藤野新田線 270メートル開通 三橋三田新田線まで 市担当第1期工事完了 関係者ら渡り初め 上越市

開通した「三田新田橋」の渡り初め式。関係者らが渡り、第1期工区の工事完了などを祝った

 上越市の直江津港と北陸自動車道上越インターチェンジ(IC)を直結する「都市計画道路黒井藤野新田線」のうち、上越市が工事を担当する市道三橋三田新田線まで270メートル区間が2日、開通。同所の戸野目川付近で安全祈願祭と竣工(しゅんこう)式、三田新田橋の渡り初め式が行われ、工事関係者や地元住民、小学生ら約80人が出席した。

 国道18号の混雑緩和や直江津港からの輸送の円滑化などを目的に、県と上越市による全長約5300メートルの都市計画道路。市が担当する国道から県道小猿屋黒井停車場線までの約1600メートル区間のうち、市道三田新田下源入線までは2019年に開通済み。今回の工区を含めた520メートル区間で第1期工事が完了した。

 三田新田橋前で、地元住民や有田小児童、行政、工事関係者によるテープカットが行われ、式典出席者が橋を渡り初め。都市計画道路黒井藤野新田線建設促進期成同盟会の秋山正一会長は「2018年の着工から5年、関係者の皆さんに深く感謝申し上げたい。まだこれからも工事は続くので、今後も協力するとともに早期の工事発注を要望したい」と語った。

 同市道路課の長谷川謙課長によると、県道小猿屋黒井停車場線までの第2期工事区間(約1090メートル)は道路用地確保済み。「機雷調査や工事設計などを進め、反対側の県と調整して同時開通を目指したい」と話した。

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