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上越市展開幕 アート集う 表現豊かに6部門386作品 オーレンプラザとミュゼ雪小町

高田城址公園オーレンプラザホールでは日本画、洋画・版画部門の作品を展示
初日の開場前に表彰式を実施。入賞者29人に表彰状と副賞が贈られた

 第52回上越市美術展(市展)が1日に始まった。9日まで高田城址公園オーレンプラザ(同市本城町)とミュゼ雪小町(同市本町5、あすとぴあ高田内)で作品を展示。幅広い表現と個性が勢ぞろいしている。開場時間は午前10時から午後6時(最終日は同4時)まで。

 本年度は昨年を上回る280人が330点を出品。無鑑査作品56点と併せて展示している。展示会場は「日本画」「洋画・版画」「彫刻・立体造形」「工芸・グラフィックデザイン」の4部門がオーレンプラザ、「書道」「写真」の2部門がミュゼ雪小町。

 出品者は7歳から94歳までと年齢層が幅広く、特に若い世代が増えた。新規出品者は74人で昨年度より増加。うち18歳未満が25人で、例年の約3倍という。

 1日にオーレンプラザで行われた表彰式で、運営委員を代表しあいさつした堀川紀夫副委員長は「若い人の力強い作品が数多く、活力と感動を与える」と述べた。

 表彰式では市展賞4人をはじめ入賞者29人を表彰。中川幹太市長が主催者としてメッセージを寄せ、「多くの人に訪れ、鑑賞してもらいたい。心がわくわくする学びや気づき、新しいチャレンジのきっかけにしてほしい」と呼びかけた。

 表彰式と開場式の終了後、出席した受賞者や一般市民らが作品を鑑賞。作品の感想などを語り合う姿が多く見られた。洋画・版画部門で奨励賞を受賞した風間史織さんは「発想、表現がいろいろ。面白い作品も、正統派もあり、今年は力強い作品が多い。ぜひたくさんの人に見てもらい、好きな絵を見つけてもらいたい」と話していた。

初日の開場前に表彰式を実施。入賞者29人に表彰状と副賞が贈られた