会見の発言撤回 通年観光プロポーザル問題で 中川市長
上越市の中川幹太市長は29日開かれた記者会見で、通年観光計画策定支援業務委託プロポーザルに不適切な点がなかったかについて問われ、問題を報じている上越タイムス社をはじめ報道機関について、「事実誤認をしている」旨の発言をした。中川市長は同日、質問の内容を正確に把握せず回答したとして、発言を撤回した。
発言は、中川市長がプロポーザルについて「不正がない」と判断した理由についてのくだり。担当した職員からプロポーザルの結果について報告を受け、不正も一部不適切な点も、一切ないと認識している点について、記者が「報道している社は、この件について事実誤認か」と問うと「はい」と答えた。
中川市長は会見後、文書で「不適切なことはなかった」と回答したこと、「(報道に関し)事実誤認、間違っているという認識か、との質問に、はいと回答したこと」の2点を撤回した。
中川市長は「記者の質問の意図などを正確に確認しながら、しっかり答えていきたい」とコメントした。