ビール醸造所「オタマブルーイング」 クラフトビールの魅力発信 思いと味わい 上越地域で販売 三和区


三和区末野新田のビール醸造所、「オタマブルーイング」のクラフトビールが今月から、上越地域の酒店などで販売されている。宮川岳さん(46、上越市石橋2)が製造を手がけ、上越の地にクラフトビールの魅力を根付かせようと活動している。
東京でIT関連の仕事を続けてきた宮川さん。昨年、地元に戻って新たに仕事を始めようとした際、売りに出されていた酒販店、大宮商店(三和区末野新田)の存在を知った。クラフトビール好きで、国内から海外まで旅行して味わうほどだった宮川さんは「新しいことを始める、これ以上ないチャンスだった」と同店を継ぎ、修業を重ね、今年7月から新事業としてビール醸造を開始した。
同店のクラフトビールはアメリカンスタイルで、ホップの香り、苦みのバランスが特徴。販売しているのは「MAGIC TIME IPA」と「YAWA―YAWA Pale Ale」の2種。前者はホップの香りと苦みを純粋に味わえ、後者は柔らかい味わいを楽しめる。
10月上旬にはもう1種類を発売するほか、同月21、22の両日、越後・謙信SAKEまつりに出店する。宮川さんは「クラフトビールは作り手ごとの思い、味わいがある。将来は地元産素材での仕込みも考えている。まずは、味わってほしい」と願った。
取り扱いはまいどや酒店(上越市春日新田1)、さくら百貨店(上越妙高駅内)、十二屋(妙高市関山)などでオープン価格で販売中。問い合わせはオタマブルーイング(電025・532・2608)へ。
