「なぜ?」を実験、観察 上越市児童生徒科学研究発表会 テーマ掘り下げ成果

上越市児童生徒科学研究発表会(同市教育委員会主催、同市立教育センター主管)が26日から29日まで、頸城区のユートピアくびき希望館で開かれている。小中学生が「なぜ?」の思いから実験や観察をした成果を発表している。
小学校の夏休みの宿題や、中学校の科学部などで取り組んだ科学研究を発表。3日間に分け、小学生47組、中学生27組が参加。市内小中学校や上越教育大の教員が審査を行い、特に優れた研究に対して「新潟県いきいきわくわく科学賞」への出場を推薦する。
26日の小学校高学年の部の発表では、ガムの味がなくなるまでの時間や、自宅近くのタンポポの分布など、児童の好きなものや、日常生活からの疑問からテーマを設定。昨年以前から継続、発展させている研究が多く、さまざまな条件で実験や観察を繰り返した。結果から生まれた新たな疑問に対して、来年の研究への意欲を高める言葉も聞かれた。
炭酸水に砂糖を溶かし、アイスが浮く濃度を研究した笹川悠希君(上越教育大附属小5年)は「来年は砂糖ではなく塩を使うなど、条件を変えてやってみたい。他の人の研究もとても面白い」と話した。