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大工道具使い箸作り 日下部さん(安塚区出身)招き 宮大工の仕事学ぶ体験会 稲田小6年生

かんなでヒノキを削り、箸作りを体験。宮大工の日下部さん(右)が道具の扱いを指導した
さまざまな大工道具を展示。釿(ちょんな、ちょうな)など初めて見る道具を手に取り、使い方を聞いた

 上越市立稲田小(茂木徹校長)の6年生59人は25日、安塚区出身の宮大工、日下部建さん(47、京都市)を招き、体験会を行った。宮大工の仕事内容を学び、大工道具を実際に使って箸作りを体験した。

 6年生は総合学習の授業でキャリア教育を行っており、さまざまな仕事をしている人から話を聞いている。2学期は特に伝統的なことに関わる職業の人を対象としている。

 宮大工は神社や寺院などの新築、修理、調査などを行う。社寺建築と一般住宅建築の違いとして、建物が大きく柱なども太くて長いことや、形状の複雑さがあるという。「手作業の加工が多く、工事期間が長い」と語った。

 古い建物の修理をする際は、建てた職人の数百年前の書き込みを見つけることがあり、日下部さんは「昔の人と会話しているよう」と宮大工ならではの逸話を語った。

 児童は授業後半、かんなを使った箸作り体験を行った。ヒノキの棒を治具に固定し、かんなで先端が細くなるように成形。別の治具や紙やすりで面取りをすれば自分だけの箸が完成。佐藤春輝君は「(材料の木が)動かないように削るのが難しい。削っただけでつるつるになってすごい、楽しかった」と話した。

 のこぎりやのみ、玄翁(げんのう)などの大工道具を持ち込み、教室に展示。児童が興味深く見学した。

 総合学習ではさまざまな種類の仕事に共通することを見いだすのも目標の一つ。日下部さんは仕事の上で大切なこととして、「あいさつ、時間を守る、うそをつかない。信頼関係を築くこと、協調性が大切」と児童に呼びかけた。

さまざまな大工道具を展示。釿(ちょんな、ちょうな)など初めて見る道具を手に取り、使い方を聞いた