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秋季高校野球県大会 関根逃げ切り4強 準決勝は文理と対戦 準々決勝 

【関根学園―六日町】関根学園は一回表一死三塁、6番谷島の左犠飛で三走・片桐が生還し4―0とリードを広げる。片桐は直前に先制の満塁走者一掃三塁打を放った
関根学園は1年生の先発・鈴木が6回2失点と好投し試合をつくった

 秋季北信越高校野球県大会は20日、新潟市のハードオフ・エコスタジアム新潟で準々決勝2試合が行われた。上越勢で唯一勝ち進んでいる関根学園は六日町に7―3と勝利し、準優勝した令和3年春以来のベスト4進出を決めた。23日の準決勝で北信越大会出場を懸けて、この日の第1試合で勝利した日本文理と対戦する。

◇片桐先制三塁打 1年鈴木が好投 関根学園

 ◇準々決勝

 【ハードオフ・エコスタジアム新潟】

 ▽第2試合

関根学園

421000000|7

100100001|3

六日町

 ○…先攻の関根学園は一回表一死の後、相手先発の3連続四球から、投手交代の後、5番片桐優(2年)が中越えに満塁走者一掃の三塁打、続く谷島優輝(同)が左犠飛を放ちいきなり4点を先取した。二回にも1番山川徠輝(同)の右中間適時二塁打などで2点を追加し、試合を優位に進めた。

 この試合3安打3打点の片桐は「前の試合(4回戦、新潟商)で貢献できなかったので、ここで打たないとと思った。5番はランナーがたまって回るので、1人でも多くかえしたい」。試合後、報道陣に囲まれ、ムードメーカーらしく笑みを浮かべて話した。

 投げては今大会3度目の先発、鈴木興丞(こうすけ、1年)が自身公式戦最長の6回を投げ、3安打無四球2失点と好投した。躍動感あるフォームで右横手に近い位置から、7奪三振と力強い球を放った。「先輩が声をかけてくれ、緊張がほぐれて自分の投球ができた」と振り返った。

 23日の準決勝の相手は、これまで公式戦で何度も対戦してきた日本文理。昨秋の4回戦で敗れており、片桐は「先輩たちの分も借りを返したい」と意気込む。安川巧塁監督は4強中上位3校が進出できる北信越大会を見据え、「何とか(進出を)一発で決めたい」と決意をにじませた。

    ◇

 4回戦で8回無失点、この日は救援し3回1失点の主戦・佐伯大和(2年) 鈴木がしっかりつないでくれた。エースはしっかりと投げて抑えるのが仕事。北信越へ行くために、次は絶対に勝たないといけない。

関根学園は1年生の先発・鈴木が6回2失点と好投し試合をつくった