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新図書館の未来考える 市民有志が企画 学習会で理解深める 妙高市

「市民とともにつくる図書館のために」と題して講演する森下さん

 妙高市上町の新井コミュニティセンターで2日、「図書館の未来を考える学習会」(妙高市の図書館とともに歩む会主催、公益財団法人妙高文化振興事業団共催)が開かれた。講師に東京都日野市在住で元愛知県田原市図書館長の森下芳則さんを迎えた。市民約15人が参集し、2025年に新図書館を核とした新しい複合施設が開館する予定に当たり、関心と理解を深めた。

 学習会は、新図書館には貸し出しや情報提供のほか、にぎわい創出や交流促進も期待されることから、期待と信頼に応える新図書館の実現、管理や運営の課題について考える機会にと、歩む会の市民有志約10人が中心となり企画、計画した。

 森下さんは和歌山市出身。都内各所での図書館勤務を経て、1999年から愛知県田原町(現田原市)の図書館開設準備と開設後の運営に当たり、館長を務めた。現職は日本図書館協会図書館政策企画委員会委員など。

 森下さんは「市民とともにつくる図書館のために」と題して講演。図書館整備における田原町での試みを紹介し、妙高市図書館のこれまでと新図書館のこれから、図書館整備基本構想における三つの基本方針を実現するための管理運営、国内外の図書館の事例、「知識と情報の提供と会話と議論の場」としての新しい図書館活動の在り方などについて解説した。豊富な実務経験に基づき、図書館職員の重要性や指定管理者制度の課題も説明した森下さん。「図書館は必ず自分たちの子、孫の世代のためになる。良い図書館をつくってほしい」とエールを送った。歩む会の馬場俊司代表は情報提供に感謝し、「市民全体に関心が広がるきっかけに」と期待、ソフト面での計画作りへの参画に意欲を示した。

 同会は随時、会員を募集している。問い合わせは馬場代表(電070・4491・6456)へ。

◇9月議会に3議案提案 新図書館建設工事請負契約

 妙高市は開会中の市議会9月定例会に、同市朝日町に建設する「新図書館等複合施設」の建設工事請負契約締結についての3議案を提案している。

 施設は鉄筋コンクリート造り(一部鉄骨造り)4階建てで、敷地面積は4319平方メートル、建築面積1082平方メートル、延べ床面積2884平方メートル。契約額は、建築工事が16億5000万円、電気設備工事が2億5300万円、機械設備工事が3億1680万円。

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