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災害警戒本部を解散 歌、外波地区 23世帯32人避難 来海沢地区も 糸魚川市

9・5大雨災害対策本部会議を開き、本部長の米田市長が土砂災害への警戒、情報収集を指示した(6日午前8時、糸魚川市役所庁議室)
市のバスで避難所の青海生涯学習センターに到着した歌地区、外波地区の住民たち(5日午後6時45分ごろ)

 糸魚川市は6日午前8時30分、大雨による土砂災害への警戒で発令していた青海地域の歌、外波地区の避難指示を、災害発生の恐れが少なくなったとして解除した。5日に設置した「9・5大雨災害対策本部」も「同警戒本部」に切り替えた後、午後4時に解散した。国道8号の市振―青海間の通行止めも6日朝に解除された。市消防によると、同日午後4時までに大雨による人的、建物被害はない。

 5日に市が開設した避難所の青海生涯学習センターには歌地区19世帯27人、外波地区4世帯5人が避難し、一夜を過ごした。

 市が用意したバスに乗って避難した歌地区の79歳女性は「電車も国道も止まってしまい、こういうときは集団行動しないと、いざというときに心配」と不安交じりに話した。外波地区の71歳男性は「この夏は全然雨が降らなかったので、雨が降ってほしいと思っていたが、急にこんなに降るとは」と驚いていた。

 自宅にとどまった外波地区の40代女性は「テレビの音が聞こえないくらい強く降っていた。暗くなり始めていたので、避難所に行くかは判断が難しかった。夜中まで降り続けていたらと思うと怖い」と振り返った。地区内には消防、救急車両が待機し、市や交通機関、学校の情報伝達、連絡が早かったので安心だったという。

 また、6日午前も同市内では雨が激しく降り、市は正午に来海沢地区18世帯31人(避難指示継続中の2世帯6人を含む)を対象に避難指示を発令した。西海地区公民館に避難所を開設し、3世帯5人が避難した。その後、土砂災害の発生の恐れが少なくなったとして午後4時に避難指示を一部解除した。

 6日の対策本部会議で米田徹市長は「線状降水帯が糸魚川にも起きることを実感した。(雨が)長続きしなかったことが幸いしたが、大変な雨だった」と話した。

市のバスで避難所の青海生涯学習センターに到着した歌地区、外波地区の住民たち(5日午後6時45分ごろ)