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童話朗読・独唱の共演 杉みき子さんの作品表現 高田文化協会60周年記念事業

丸山さん(左)のソプラノ独唱と関谷さんの朗読で、杉みき子さんの童話を上演

 高田文化協会(藤林陽三会長)は3日、60周年記念事業「朗読と歌で奏でる 火をありがとう」を上越市本城町の高田城址公園オーレンプラザで上演した。児童文学作家、杉みき子さんの童話を朗読と独唱で表現した。

 童話『火をありがとう』は昭和48年に発表。杉さんにとって初の絵本で、洋画家の故・村山陽さんが挿絵を手がけた初の作品でもある。人間が自分の心に燃やすべき火を求めていくことがテーマで、金谷山をイメージして書かれた。

 上越市で朗読勉強会を主宰する関谷直美さんが朗読、ソプラノ歌手の丸山正子さんが独唱を担当。歌は上越教育大名誉教授の後藤丹さんが作曲した。関谷さんの優しい語りが物語を進め、重要なせりふや描写を丸山さんが歌った。夕日のような美しい赤色が物語の鍵となり、照明による演出や無伴奏で歌われる旋律が幻想的に表現した。

 鑑賞した妙高市の30代女性は「登場人物や場面が見えてくるよう。歌と朗読が合っていて素晴らしかった」と話していた。