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関東大震災100年 当時の様子など資料で 高田図書館で出前展示 上越市公文書センター

関東大震災に関する上越の資料を展示。100年前の災害を振り返る機会となっている

 上越市公文書センター(清里区荒牧)は1日から11月23日まで、同市本城町の高田図書館で出前展示を行っている。100年前の9月1日に発生した関東大震災について、当時の資料を通して上越での反応や支援の様子を紹介している。

 1923(大正12)年の関東大震災は高田測候所で震度3を観測。被害は記録されておらず、被災者支援の物資提供が主な関わりとなった。会場では直江津駅から鉄道で送られた支援物資の送り状や取り扱い指示、旧直江津町の震災に関する書類などを展示。高田図書館が所蔵する地元新聞記事もパネルで展示している。

 珍しい資料は吉川村(現吉川区)河沢の区長による「関東大震災事件書綴り」で、支援米を各戸に割り振った表などが残されている。また、佐渡から直江津経由で送られた支援物資のリストには、スルメやワカメなどが記載されている。

 同センターの稲田善智副所長は「一つの集落の動きと、鉄道時代の上越が運送の要地だったことを見てもらえれば」と話した。