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ブドウ多種 糖度も抜群 北代ぶどう園収穫作業終盤 直売所ならではの味 三和区

マスカット・べーリーAを収穫する藤縄さん。色づき、糖度ともに良好に育った(北代あらやしき農園)

 きょうから9月。三和区北代の北代ぶどう園では人気品種の収穫時期が終盤に入った。今夏の酷暑で収穫が早まったが、味は例年以上。直売所ならではの味が人気を集めている。

 同園では7軒の農園がブドウを栽培。さまざまな品種を育てることで、味わいや収穫時期に幅を持たせている。

 このうち北代あらやしき農園では25品種を栽培。広く人気の巨峰やシャインマスカットに加え、実がデリケートなためスーパーや青果店などではなかなか買えない藤稔(ふじみのり)なども育てている。例年は8月下旬から9月上旬までが巨峰の収穫時期だが、今年は1週間ほど早く、先週末が収穫のピークだった。

 現在はマスカット・べーリーAとピオーネが中心。マスカット・べーリーAは「日本ワインぶどうの父」として知られる川上善兵衛が開発した品種で、ワイン用でありながら生で食べてもおいしい珍しい品種。甘みと酸味の両方が楽しめる。ピオーネは巨峰系の品種で、強い甘みが特徴だ。

 北代ぶどう組合の組合長を務める藤縄成海さん(24、北代あらやしき農園)によると、今年は夏の雨が少なかった影響で実割れが少なく、着色や糖度は例年以上となった。

 直売が主で、その場で発送できることも人気の理由。今年も北海道から沖縄県まで、全国への発送注文があった。一方で、例年は日中を通じて来客があるが、今年は午前に集中するなど、酷暑の影響もあった。

 同園は9月中旬まで営業を予定しているが、主な品種の収穫は今週末までとなる見込み。藤縄さんは「出荷や発送が難しい、直売所ならではの品種もある。ぜひ来場し味わってほしい」と話している。

 問い合わせは北代あらやしき農園(電025・532・4698)へ。