文字サイズ
社会・くらし

特殊詐欺被害防止 上越署員コンビニ巡回 セブン―イレブン協力

上越署管内のセブン―イレブンを交番、駐在所職員が巡回。店員にチラシなどを配布し、被害防止を呼びかけている(23日、上越三田店で)

 上越警察署(久須美賀通署長)は同署管内の特殊詐欺被害多発を受け、セブン―イレブンと協力して交番、駐在所による定期巡回を行っている。ギフトカードを購入させる架空料金請求詐欺の防止が目的で、いずれは管内全てのコンビニに広めたいとしている。

 同署管内の特殊詐欺被害は7月末時点で18件、被害額が約9100万円。件数、被害額とも県内全29警察署管内最多で、架空料金請求が被害の8割を占める。一方で、未然防止件数は同月末時点で20件(約298万円相当)と、こちらも県内トップだという。

 こうした現状を踏まえ、同署はセブン―イレブンと協力。6月5日から、上越市内の41店舗で「コンビニ受け持ち制度」を実施。担当管内の交番、駐在所の警察官が週1回は各店舗に立ち寄り、店への特殊詐欺に関する情報提供や注意喚起を行っている。

 23日は、セブン―イレブン上越三田店を三ツ屋交番の警察官が訪問。店員にチラシを手渡し、特殊詐欺への注意を呼びかけた。同店の飯田馨マネージャーは「以前は深夜の巡回だったが、被害に遭いやすい高齢者が利用する日中に来てくれてありがたい。スタッフも情報を共有して備えられる」と感謝した。

 同署によると、コンビニからの通報が増えるなど、取り組みの効果が表れているという。地域第2課の吉原慎太郎課長は「警察官が駆けつけて、防げたケースも出ている。警察に話しやすい環境づくりにもつなげ、特殊詐欺を防止していきたい」と意気込んだ。