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渇水被害 想定越える 上越市議会農政建設委 牧・浦川原区を視察

委員ら12人が渇水被害の現場を視察。ひび割れた農地や立ち枯れした稲などを確認し、必要な支援につなげる協議を進めるとした(写真は浦川原区真光寺)

 上越市議会農政建設常任委員会は23日、同市内の渇水などによる農作物の被害状況を視察した。委員ら12人が農業者による案内を受け、枯れた田や稲などの現状を確認。今後は現状や委員の意見も踏まえて、市や県に対応を要望するという。

 同日は、牧区、浦川原区で3カ所を視察。牧区坪山では、ため池と田んぼの状況を確認した。現在残っている水の量では、約8ヘクタールの田んぼに後一度しか水を行き渡らせられず、あぜには深いひびが入っていた。特にひびは、土砂災害につながる恐れもあり、来春の農作業前に修復工事が必要なため、農業者は支援を強く訴えていた。

 浦川原区では、谷でため池、真光寺で田んぼを視察。ため池にはすでにほぼ水がなく、近くの川からの取水は利権者が異なり難しいこと、同様の事態があった頸北地域では、川の下流域により多くの農業者がいるため、上流での緊急取水を断られた事例も伝えられた。田んぼは十分に穂が実らず、枯れた稲も見受けられた。

 視察を終え、丸山章委員長は「想定していたよりも被害は深刻。われわれも情報を共有し、意見を出し合い、農業者からの要望を聞き、協議の場を設けて市や県からの支援に結び付けたい」と語った。