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本番行事復活 にぎわいを 謙信公祭の祭典 節目見据え伝統継承

金沢工業大が謙信ゆかりの「正伝長尾流躰術」を奉納した
関係者ら約60人が集まって行われた祭典

 第98回謙信公祭の祭典が16日、上越市の春日山神社で行われた。郷土の戦国武将、上杉謙信の武勇と遺徳を広く伝える同祭の安全を祈願し、2年後に迫った100回目に向け思いを新たにした。

 開式前に謙信公祭協賛会の山田知治会長は「4年ぶりに大民踊流しとみこし渡御を行い、メインの出陣行列と川中島合戦の再現は全国から参加があり、ほぼコロナ前に戻った。にぎわいに期待し、伝統を次の世代につないでいきたい」とあいさつした。

 祭典は神社関係者や同祭の役員、地元町内会などが参加して執り行われた。同神社の風間常樹彦宮司は「あと2年で(同祭が)100回目となり、7年で謙信公生誕500年の大きな節目を迎える。神社として記念事業を行いたい」と話した。

 祭典終了後は金沢工業大による「正伝長尾流躰(たい)術」、紫洲流日本明吟会の詩吟、藤尾流舞踊会の剣詩舞、越後上越上杉おもてなし武将隊の演舞が奉納され、訪れた人を楽しませた。

 今年の同祭は18日に前夜祭、19日にのろし上げや献納米合戦、大民踊流しが、20日に出陣行列や川中島合戦の再現が行われる。出陣行列で上杉謙信役を務める横田聖さん(39、中学教員)は春日山に近い同市中門前在住。「多くの人が関わる祭りで、多く貼られているポスターを見るたびに身が引き締まる。義の心や思いやりが伝わり、見た人に地元はいいと思ってもらえれば」と3日後に迫った本番への思いを話した。

関係者ら約60人が集まって行われた祭典