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矢代川、渇水状況続く 猛暑に降雨なく 危機回避へ節水 妙高市

渇水状況が続く矢代川(9日午後、はねうま大橋下流)
水田の様子を確認する農業者(同、矢代地区)

 妙高市は7月21日の梅雨明け以降、猛暑とまとまった降雨のない状態が続いている。9日現在、主要な水道水源の矢代川が渇水状況で、市は新井区域約9000世帯に対し降雨による川の水量が戻るまでの間、水道使用に関して節水を呼びかけている。

 市上下水道局によると、取水は少ないながらできている状況。市民の節水協力があれば、予備水源の活用を含め必要量を確保でき、危機は回避できるという。ただし、当面は降雨の見通しがないため、緊急時には一時断水などの可能性がある。

 呼びかけは防災行政無線、安心安全メール、公式LINE、事業所への文書郵送、市ホームページ、報道機関などを通じて行っている。節水のポイントとして風呂(残り湯の再利用、シャワーを流し過ぎない)、洗濯(風呂の残り湯利用、まとめ洗い)、台所(まとめ洗い、油汚れの事前除去)、洗面所(小まめな水止め、洗面器の使用)、水やり・洗車(なるべく控える)の5点を挙げている。

◇稲作などに 影響懸念

 猛暑と渇水の影響は、稲作をはじめ農業にも影を落としている。矢代地区の女性(62)は矢代川右岸の水田で様子を確認し、「水はたっぷりないと駄目な時期。かなり少なめ。台風でない、適度の雨が降れば」と願っていた。

◇作物被害軽減へ 農業者に緊急支援

 妙高市は9日、渇水と異常高温に伴う農作物などへの被害軽減のため、緊急支援を実施すると発表した。対象期間は7月21日から8月31日まで。

 水稲、園芸作物、養鯉などの農業者への支援では、かん水用機械などの借り上げ・購入経費などを補助する。畜産農業者への支援では、畜舎の暑熱対策に必要な施設整備に要する経費などを補助する。

 申請方法などの問い合わせは市農林課農業振興係(電0255・74・0027)、妙高高原支所(電0255・74・0047)、妙高支所(電0255・74・0050)へ。

水田の様子を確認する農業者(同、矢代地区)

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