〈直江津祇園祭〉4年ぶり神輿担ぎ 各町内威勢良く練り歩く

第48回上越まつりは直江津祇園祭2日目の27日、屋台巡行と神輿渡御が行われた。神輿渡御は4年ぶりに各町内会による渡御で、威勢のいいかけ声が直江津の街中に響いた。
神輿渡御は昨年、感染症対策としてトラックに載せて行ったため、町内会が担いでの渡御は4年ぶり。沿道で到着を待つ住民からも復活を喜ぶ声が聞かれた。
一方で、住民の高齢化や4年のブランクによる担ぎ手不足が課題となっており、各町内会が工夫して対応。塩浜町町内会は他町内から借りたという台車で神輿を支えながら、前部の担ぎ棒を肩で持ち上げる折衷案で町内を巡った。
塩浜町総代の青山大樹さん(35)は「通常開催がうれしい。町内の皆さんの笑顔に、直江津の夏が来たという感じがする。屋台巡行も熱中症に気を付け、無事故無違反でいきたい」と語った。