文字サイズ

交通事故・海浜事故防止へ 県警、海保など合同でPR 道の駅あらい

親子連れらが大勢訪れた交通事故・海浜事故防止のPRコーナー

 県警交通部交通企画課と妙高警察署、第9管区海上保安本部、県防災局、長野県危機管理部などは合同で16日、妙高市の国道18号沿い「道の駅あらい」で交通事故・海浜事故を防止する安全啓発活動を実施した。

 昨年に続いての実施。遠方の都市部や海のない県から訪れる夏季行楽客らに対して、道の駅や高速道路のサービスエリアで行っている。

 同日は関係機関の計17人が参加。オリジナル啓発うちわの配布、海保所有デジタルサイネージ広報動画の放映、県警パトカーの展示、海保マスコット「うみまる」「うーみん」と県警マスコット「ひかる君」によるPRコーナーなどが設けられた。

 県警は「夏の交通事故防止運動」(22~31日)に向けて活動。妙高警察署の山田展史交通課長は、ぼんやり運転や居眠り運転防止のため「ハンドルを握ったら運転に集中を。疲れたら休憩を取ってほしい」と呼びかけていた。

 第9管区海上保安本部は、海の事故から命を守る「3つ安心カン」として、海水浴場で泳ぐ「管理」、子どもから目を離さない「監視」、悪天候の時は帰る「帰還」を紹介。同本部交通部安全対策課の角田彰・安全対策調整官は「『3つの安心カン』で楽しく遊び、楽しい思い出とともに帰ってほしい」と願った。

 連休中日の同日は厳しい暑さの中、マスコットなどに誘われて親子連れらが大勢来場。長野市の実家に帰省中、親子3人で上越市立水族博物館「うみがたり」を訪れ、帰路に立ち寄ったさいたま市の女性(43)は「子どもたちはまだ海に入ったことがないので、事故に遭わないように気を付けたい」と話した。