都市対抗野球 江村(吉川中出身)ドーム初登板 チームは前年覇者に敗れる

社会人の第94回都市対抗野球大会が14日、東京ドームで開幕し、北信越代表で9年ぶり4度目出場のバイタルネット(新潟市)が開幕試合で前年優勝のENEOS(横浜市)と対戦。先制したが、逆転、突き放されて3―10と敗退。チームとして大会初勝利はならなかった。
上越市出身のエース左腕・江村伊吹投手(25、吉川中―北越高―大東文化大出)が先発し、初回は三者凡退に抑えたものの、2点を先制した直後の二回裏に5四死球と制球を乱し、犠飛などで無安打で2点を献上した。三回は先頭打者に初安打を許したが、2三振を奪い、無失点に抑えた。3回を投げ、1安打、4三振、5四死球、2失点。初めての東京ドームのマウンドは少しほろ苦いものになった。
注目の打者、ENEOSの5番・度会隆輝選手(20)は2打席空振り三振に抑え、本来の力を見せた。
江村投手の地元・吉川からも家族ら応援団が駆けつけ、スタンドから声援を送った。
江村と同期3年目の糸魚川市出身、松澤寛人投手(24、糸魚川高―石巻専修大出)の登板はなかった。