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派遣前に事前学習 中学生24人 平和展を見学 広島平和記念式典派遣で上越市

広島に派遣される中学生が事前学習。被爆体験伝承者の講演や子どもと戦争に関する展示見学などを通じ、戦争と平和への思いを新たにした

 8月6日に広島市平和記念公園で開かれる「広島平和記念式典」に、今年も上越市から中学生24人が出席する。同市の高田図書館で15日、中学生の事前学習会が開かれ、戦争に関する講演や会期中の「平和展」を通じ、生徒は戦争と平和への思いを新たにした。

 15日は日程説明のほか、被爆体験伝承者の妹尾眞利子さんによるオンライン講話が行われた。両親が広島県呉市出身の縁から、中学校教員を退職後に伝承者となった妹尾さん。中学1年で被爆した、新井俊一郎さんの体験を語って聞かせた。

 原爆投下当日、広島市から20キロ離れた地域で農作物を育てていた新井さん。この日は同級生5人と学校へ仲間たちの様子を伝えるために戻るはずが、駅で列車を待っている最中に原爆が投下された。大量の焼けただれた人々が道を埋め尽くしたこと、市内に入る橋で全身やけどを負った幼い姉妹を見たが何もできなかったこと、踏み越えた炭が遺体だと気付いたときの思いなどの惨状を、妹尾さんは資料を交えて語った。

 妹尾さんは「原爆は絶対許せないとの思いを聞いた。皆さんもその思いを伝えてくれたら、バトンがつながる。バトンをつなぐため、原爆を3度落とさせないためにこれからも話し続けたい」と語りかけた。 

 小林未尋さん(直江津中3年)は「被爆した方の思い、その体験を伝える方の思い、両方を強く感じた。思いをつなぐごと、伝えていくことの大切さを自分も継いでいきたい」と語った。

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