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ハローワーク糸魚川 高校生求人説明会 生徒 地元就職へ意欲 企業は若手採用に熱意

糸魚川市内で就職を希望する高校生と採用を予定する各事業者が直接面談して行われた求人説明会(ヒスイ王国館)

 ハローワーク糸魚川(木津淳也所長)などが主催し、新規高校卒業予定者(来年3月卒業生)を対象にした高校生求人説明会が14日、糸魚川市大町1のヒスイ王国館で開かれた。

 市内就職を希望する生徒60人が市内外各校から参加。事業所は採用を予定している市内40社が参加した。

 全生徒に対して参加事業所が1分間PRを行った後、生徒が個々に希望する事業所のブースを回り、直接説明を聞いた。上越市の私立高校に通う男子生徒(3年)は「卒業後は地元の糸魚川で就職したい。求人票を見て心配なこともあったけど、直接話をしてみて職場の雰囲気が分かって安心できた」と話した。

 各人事担当者らは事業概要や仕事内容、福利厚生、就業環境などを丁寧に説明し、共に働く若手の活躍を求めて熱心に自社をアピールした。同市は人口減や若者流出、労働力不足などが課題にある。初めて参加した建設業の専務取締役は「若い人材を採用したいが、まずは地元の高校生に企業を知ってもらうことからだ」と話した。

 同ハローワーク管内では、来年3月高卒を対象とした求人数が6月末時点で271人。前年同時期に比べ19人増。就職希望生徒は61人(県内就職希望生徒51人)で前年並み。求人倍率は前年を0・38ポイント上回る4・44倍の高水準となっている。

 9月5日から応募開始、同16日から選考が始まる。

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