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齋藤三郎生誕・創業110周年記念し作品展 ゆかりの作家など80点 アートサロン遊心堂 8月8日まで

齋藤三郎らの作品が並ぶ会場と加藤専務

 上越市本町4のアートサロン遊心堂は15日から8月8日まで、同店2階の遊心堂ギャラリーを中心に、「齋藤三郎と越後ゆかりの美術家展」を開いている。陶芸家・齋藤三郎の生誕と同店創業の110周年を記念し、作品約80点を展示している。開場時間は午前10時から午後5時30分まで。

 同店は初代、加藤正作さんが古物商の鑑札を得た1913(大正2)年を創業の年としている。当初は正美堂の名前で本町で営業、2代目の良作さんが56(昭和31)年に西城町3に移転し、現在の名前とした。

 昭和21年に高田に居を構えた齋藤三郎は、創作のため美術品などを勉強しに本町時代から同店を訪れていたという。同店が旧上越大和に店を出した際に書いた包装紙は今でも使われている。晩年の同55年は同店主催の齋藤三郎展が旧平安閣で開かれた。良作さんの孫の加藤裕明専務(53)は「絵付けの題材の野菜を朝市で買った帰りにうちに寄っていたようだ。学校に行っていたためか、会った記憶はない」と話した。

 展示は小林古径記念美術館の齋藤三郎展に合わせて実施。展示の約半数は齋藤三郎の作品で、昭和20年代から同50年代までの茶道具や絵付けの皿、ツバキの絵などを展示している。ほかにも師の近藤悠三や親交のあった棟方志功など、上越や県内に関わりのある作家の作品を展示している。水曜定休、30日は臨時休業。