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〈全国高校野球新潟大会〉球友に託す「甲子園」 球児の〝舞台裏〟健闘・抱擁・涙も 敗れた関根学園

2回戦、関根学園と加茂暁星は練習試合を通じて顔なじみとあり、試合後の整列時に言葉を交わした。関根学園・山田(中央、6番)は中学時代のチームメート、小関(奥)と抱き合った

 開会中の全国高校野球選手権新潟大会ではたびたび元チームメート対決が見られる。試合中は対戦する相手だが、試合が終われば握手を交わし、互いの健闘をたたえ合う。敗れた選手は球友たちに「甲子園」の夢を託す。

 10日、ハードオフ・エコスタジアム新潟で行われた2回戦、関根学園―加茂暁星は大会前に練習試合をするなどつながりがあり、試合後各選手が顔を見合わせ、言葉を交わした。関根学園の4番遊撃手・山田龍青(りゅうせい、3年)は、加茂暁星の6番二塁手で出場した小関佑虎(ゆうご、3年)と抱擁。「自分の分まで頑張ってくれ」と告げた。試合中は遊撃手と二塁走者で激しくけん制する場面もあった。

 山田が城北中、小関が柿崎中時代に硬式野球「上越リトルシニア」に所属し、山田が三塁手、小関が遊撃手を務め、三遊間を組んだ。加茂暁星戦後、「チームの足を引っ張ってしまい、申し訳ない」と悔し涙を流した山田。関根学園側まで来て山田に声をかけた小関は「こうやって最後戦えたのはうれしい半面、複雑な気持ちもあったが、絶対に勝とうと思った。山田の分まで、甲子園に行こうという気持ちはさらに高まった」と新たな闘志が沸いていた。