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親子連れら繰り出し活気 妙高市 新井駅前で七夕ビアガーデン

人気を集めた「ブルームーンビール」の特設ブース
ファイヤー・パフォーマンス集団「GOROPIKA(ゴロピカ)」の演舞。子どもも大人も魅了された

 妙高市栄町のえちごトキめき鉄道(トキ鉄)新井駅前広場で7日、親子で楽しめるビアガーデン「新井駅七夕パーティー」(同実行委員会主催)が開かれた。夕刻から家族連れらが大勢繰り出し、中心市街地の玄関口が活気に満ちた。

 同イベントは、6月から同駅前でアイスクリームのキッチンカー「スマイルアイスクリーム」を営業している大塚智さん(37)が、店舗の閉店も増えている同駅周辺地域で、まずは駅から盛り上げていこうと、誰もが楽しめるイベントを企画。トキ鉄が協力した。

 同日は趣旨に賛同した周辺6店舗が出店し、お酒に合うフードを提供。「こども縁日」やキッズルームも設けられた。地元フラダンスグループ「ナニマウロア フラスタジオ」が出演し、会場を盛り上げた。

 目玉企画として、クラフトビールの全米ナンバーワンブランド「ブルームーンビール」を誘致。キッチンカーを改造し、一夜限りの特設ブースに仕上げ、県内で初めてブルームーンビール樽(たる)生生ビールを販売した。行列ができ売り切れ、急きょ国産の定番ビールを追加販売する人気だった。

 午後7時30分ごろから、長野県を拠点に活動するファイヤー・パフォーマンス集団「GOROPIKA(ゴロピカ)」が登場。たいまつなどを自在に操り、火を口の中に入れる荒技も。子どもたちは目を輝かせて歓声を上げ、大人は童心に返って楽しんでいた。

 親子5人で訪れた同市白山町1の自営業男性(38)は「人がい過ぎるぐらい。新井の団結力を見ました」、新井小5年の長女は「(ゴロピカは)迫力がすごかった。また来てほしい」と笑顔で話した。

 同駅の東條公男駅長は「(街なか再生への)ヒントが少し見えたよう。活気、やる気で人が集まると感じた」と感心。大塚さんは「(人出の)容量を超えてしまった。改善点も見えたので、次につなげたい」などと話し、大勢の来場と協力に感謝した。

ファイヤー・パフォーマンス集団「GOROPIKA(ゴロピカ)」の演舞。子どもも大人も魅了された