文字サイズ

教育や遊び 戦争色濃く 上越市「平和展」始まる 今年は「戦争と子どもたち」

戦時中のおもちゃや雑誌の付録、学校生活や教育の様子、教科書などを展示。子どもたちの身近にあったものから戦争を考える内容となっている

 上越市による非核平和友好都市宣言推進事業の一つ「平和展」が8月15日まで、同市立高田図書館内の小川未明文学館で開かれている。今年は「戦争と子どもたち」をテーマに、教育や遊びに関する展示品などを通じ戦争と平和について考える内容となっている。午前10時から午後6時(最終日は同3時)まで。

 教育に関する展示は戦前の教育方針について定めた「教育勅語」の実物、教科書などを展示。戦時中の教育について書かれた内容と、戦後の黒塗りされたものを見比べることもできる。子どもたちの遊びに関する展示では、戦争ごっこに使われたおもちゃから雑誌付録のすごろく、敵性言語として名前が変えられた子ども向け雑誌も並ぶ。学校や遊びなど子どもたちの普段の生活に戦争が色濃く反映された時代を感じられる。

 会場ではこのほか、中沢啓治氏(2012年死去)による自伝的漫画「はだしのゲン」の複製原画(30日まで)、広島市立基町(もとまち)高生徒が被爆者と共同制作した原爆の絵、市内の戦争にまつわる資料や昨年の広島平和記念式典の報告が展示されている。

 同市多文化共生課多文化共生係の北山由子係長は「学校や遊びなど、子どもたちに近い内容もあるので見学に来てほしい。戦争や原爆などの恐ろしさを、少しでも感じてもらえたら」と願った。