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瞽女の世界へ誘う 映画『瞽女 GOZE』糸魚川市で上映会 唄演奏や座談会 幅広い世代へ発信

座談会で、瞽女をテーマに自作した詩を朗読する国見さん(左から2人目)
小林ハルさんに師事していた萱森さんが、瞽女唄演奏を披露した

 最後の瞽女といわれた小林ハルさんの生涯を描いた映画『瞽女 GOZE』の上映イベント(糸魚川市、同市教育委員会主催、瞽女ミュージアム高田共催)が4日、同市一の宮1の市民会館で行われた。市内中学校の1年生を対象にした無料鑑賞会も兼ねて実施し、幅広い世代に瞽女文化を伝えた。

 イベントは映画上映の他、瞽女唄演奏会と識者による座談会を盛り込んだ内容。6月27日から7月5日までは、同館エントランスで、瞽女をテーマにした絵画と書の作品展「瞽女の来た道」を行った。

 鶴本修一教育長は主催者あいさつで、中学生に「昔の人と社会、障害、差別、親子の関係、生きるとはどういうことか、自分を生かしてくれているものは何かを感じ取っていただきたい」、一般客に「瞽女という存在、この映画の素晴らしさを、できるならば周りの皆さまにもお伝えいただければ」と呼びかけた。

 瞽女唄演奏は小林ハルさんに師事していた萱森直子さんが行い、場内からは一曲ごとに惜しみない拍手。続いて映画を上映し、観客を瞽女の世界に引き込んだ。

 その後の座談会には、同映画のメガホンを取った故・瀧澤正治監督の娘で同映画製作委員会代表の瀧澤友季子さん、同映画プロデューサーのタック阿部さん、同館エントランスでの作品展に出展した詩人の国見修二さんと画家の渡部等さんの計4人が出演。糸魚川と瞽女の深い関わり、瞽女の生きざまに受けた感銘、瀧澤監督とのエピソードなどについて語っていた。

小林ハルさんに師事していた萱森さんが、瞽女唄演奏を披露した