上教大学生支援 学業集中後押し 生活必需品配布 200円ランチも

上越教育大(上越市山屋敷町、林泰成学長)は3日から、学生に対する支援物資の配布を行っている。物価高で厳しい生活を送る学生を支援するため、食料品やティッシュペーパーなどの生活必需品を配布する。
日本学生支援機構と上越教育大学基金からの支援を原資とし、合計440セットを用意。コピー用紙など学生ならではの支援品も含まれる。1日200セットを上限とし、7日まで配布を行う。
初日は配布開始前から70人以上が行列をつくり、次々と支援物資を受け取った。大学院2年の女子学生は「食料品がありがたい。採用試験のためアルバイトができなくて大変で、とても助かる」と話した。
同大の上野正人副学長は「生活を心配せず、学業に集中してもらいたい。機構などからの支援は非常にありがたく、継続して支援してもらいたい」と語った。
第1食堂「百の花食堂」での学生応援200円ランチも同日に開始。4年目の取り組みで、日替わりの「おすすめ丼」と、週替わりの麺料理を通常400円のところ、学生限定で200円で提供する。
学生の経済的支援と健康管理に資することが目的で、2500食分を補助。同大振興協力会と同大後援会が原資を支援している。