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〈全国高校野球新潟大会上越勢紹介〉甲子園目指し熱い戦いへ

3年ぶりに全校参加となった開会式で、一斉に行進する各チーム(昨年7月9日、ハードオフ・エコスタジアム新潟)

 夏の甲子園大会出場を懸けた第105回全国高校野球選手権記念新潟大会が6日に開幕する。県内68チーム(前年比3チーム減)が出場して、高校球児の聖地を目指して熱い戦いを繰り広げる。

 今年は全県1区制での戦い。初戦から南支部と北支部のチームが激突する。上越勢は10チーム、12校(連合2チーム)が出場する。春季大会ベスト8の高田北城が第5シード。関根学園は開会式後の第2試合に初戦があり、初日から登場する。

 開会式は6日午前10時から、新潟市のハードオフ・エコスタジアム新潟で行われ、高田北城・内藤蒼太郎主将(3年)が選手宣誓する。1、2回戦は6~11日、3回戦以降は14日から入り、準々決勝は19、20日、準決勝は22日、決勝は24日、エコスタで行われる。応援や入場の制限はなくなっている。

 上越勢10チームを順に紹介する。

◇「恩返し」を伝える 開会式で選手宣誓 高田北城・内藤主将

 夏の開幕を告げる―。ハードオフ・エコスタジアム新潟で行われる開会式で、高田北城・内藤蒼太郎主将(3年)が選手宣誓をする。大役にも「格好良く見せたい」と張り切っている。

 宣誓は組み合わせ抽選会時に希望者による立候補制で決めた。17校の主将が名乗りを上げ、各校部長や監督による抽選の結果、高田北城の澤口大部長が引き当てた。インターネットの情報で知った内藤主将は「めっちゃ喜んだ」と振り返る。

 「憧れ、一つの花形」と宣誓を捉える。「自分がやりたい。代表して仲間、指導者、両親、野球に携わった方々に恩返しを伝えたいと思った」と話す。中学校教諭の父・裕二さんや澤口部長らと文面を考える。キーワードには「恩返し」「応援されるチームに」を入れるつもりだ。

 城北中時代は副生徒会長を務め、「人前で話すのは苦手ではない」と言い切る。練習中常にメンバーに声を掛け、チームをまとめている。開会式のクライマックス、注目される舞台を「格好良く」務め上げるつもりだ。