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残る半年も息災で 能生白山神社で「夏越の大祓」 茅の輪くぐり心身清め

雨が降る中、傘を差しながら佐藤宮司に続いて参拝者が順に茅の輪をくぐった
願いを込めた形代を神社境内の御手洗に流した

 今年1年の折り返しを迎えた6月30日、糸魚川市の能生白山神社(佐藤英尊宮司)で「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」神事が行われた。地域住民ら参拝者が拝殿前に設置された「茅(ち)の輪」をくぐって、夏以降半年間の無病息災を祈願した。

 同神社では毎年6月の最終日に同神事を行っている。茅の輪くぐりも恒例になり、今年も直径約2メートルの大きな茅の輪を用意して参拝者を迎えた。近隣町内や神社関係者ら30~40人ほどが集まり、大祓式に臨んだ。

 参拝者は自身の身代わりの意を持つ人型の白紙「形代(かたしろ)」に名前、生年月日を書いて携え、佐藤宮司を先頭に茅の輪の前へ並んだ。「みなづきの なごしのはらいする人は ちとせのよわい のぶといふなり」と唱えながら、8の字を描くようにして順にくぐり抜け、形代は境内の御手洗の水面にそっと流した。

 「自分で自分をはらい清めることは意義がある。年々信仰を預けてもらい、多くの方に参拝していただいている」と佐藤宮司。「ここまでの半年を健康で過ごせたことに感謝し、また12月の大みそかまで半年、元気でいられるように」と参拝者に呼びかけた。

 あいにくの雨が降る中、傘を差しながらの参拝となったが、近所の仲間や家族で訪れる人の姿が見られた。娘の莉乃ちゃん(1)を抱いて参拝し、茅の輪をくぐった地元在住の中村佑樹さん(35)と愛さん(同)夫妻は「上の子が生まれた時から毎年来ている。子どもたちが健やかに育つように願いを込めて」と話した。姉妹で訪れた加藤麻衣子さん(41)と石井映子さん(39)は「(半年の)厄をはらってすっきり」とそろってすがすがしい表情を浮かべた。

 茅の輪は4日まで設置している。

願いを込めた形代を神社境内の御手洗に流した