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妙高市戦没者追悼法要 不戦と平和思い新た 遺族ら100人哀悼の意

4年ぶりに通常の形式で行われ、約100人が列席した妙高市戦没者追悼法要

 妙高市戦没者追悼法要が28日、同市下町の新井別院で開かれた。遺族ら約100人が出席。終戦から78年、戦争を知らない世代が多数を占める中、国や家族のため命を落とした御霊(みたま)に哀悼の意を表し、不戦と平和、体験伝承への思いを新たにした。

 追悼法要は、市社会福祉協議会(三浦了好会長)がこの時期に行っている。新型コロナウイルス感染症の影響により本来の形式での実施は4年ぶりになった。

 冒頭で三浦会長が追悼文を朗読。ロシアによるウクライナ侵攻など戦火の絶えない現在にあっても、「先の大戦からの多くの教訓を糧とし、これまでにも増して一人一人の不断の努力により、自由に平和で安全な世界をつくっていく」と誓った。

 引き続き城戸陽二市長、花角英世知事(代理)、中山恭夫県連合遺族会会長(同)、佐藤栄一・妙高市議会議長が追悼の言葉。妙高市仏教会の寺院僧侶が一堂に会し法要を執り行い、参列者が焼香、静かに手を合わせた。

 最後に、遺族を代表して妙高市遺族会の間島英夫会長(80)が謝辞。1歳の時、31歳の父を亡くした遺児の一人として「戦没者の遺徳をしのび、安らかにお休みくださいと手を合わせ、そして不戦の誓いを申し上げる。平和への願いに思いをいたし、当会としても、戦争を知らない世代に過酷な体験を伝えていくことが大切と考えている」と述べ、あらためて御霊の安穏を願った。