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川の歴史 正しく次代に 青田川を愛する会 冊子にまとめ発刊 村山和夫さんの原稿掲載

南三世代交流プラザから望む青田川沿いの景色を背景に、『青田川歴史散歩』を手にする本城会長
会員による配本作業(29日、上越市南本町3の南三世代交流プラザ)

 上越市の環境保全団体「青田川を愛する会」(本城文夫会長)はこのほど、青田川の歴史を伝える冊子『青田川歴史散歩』を発刊した。同著には市内在住の郷土史家、村山和夫さん(94)が長年にわたり、青田川の歴史をまとめた原稿を掲載。高田城と深い関わりがある青田川の歴史を分かりやすく、正しく後世に伝えたいとの思いが込められている。

 1990年に発足し、30年以上にわたり青田川の保全活動に取り組む同会。現在は一般300人、39事業所が会員として登録している。

 青田川は高田城築城とともに、約400年の歴史がある川。会員の高齢化が進む中、青田川の歴史を次の世代に正しく伝え、学習資料として活用してもらえるようにと、冊子の発行を決意。「こしじ水と緑の会」(長岡市)の助成を受け今年1月から編集作業を開始、1200冊を作製した。

 同著は、村山さんが青田川を愛する会の会報誌「青田川通信」のために執筆した原稿25話を掲載。高田城の外堀として、人工的に川の流れを変えて掘られた歴史、青田川と儀明川の関わり、川沿いのまちの移り変わりなどが紹介されている。

 掲載に際して一部加筆し、また子どもから高齢者まで誰でも読めるようにと大きい字で、漢字にはルビが振られた。

 後段では大手町小と南本町小の河川学習記録、同会の取り組みなどを掲載している。

 本城会長(82)は「青田川の歴史を知り、愛着を持ってもらいたい。市民団体と連携し、まちづくりにつながる発信ができれば」と期待を込めた。

 B5判98ページ。青田川沿いの小学校と中学校、流域の19町内、市立図書館や行政機関に寄贈する。また希望者にも配布する。問い合わせは同会事務局(南三世代交流プラザ内、電025・521・3737)へ。

会員による配本作業(29日、上越市南本町3の南三世代交流プラザ)