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センター病院建て替え「受け皿に」 中川市長基本計画見直し示唆 新潟労災病院機能再編受け

上越地域医療センター病院

 医療機能の低下が著しい新潟労災病院(上越市東雲町1)の機能再編を、上越市内の5病院で行う方針が21日、上越地域医療構想調整会議で合意されたことについて、上越市の中川幹太市長は26日の記者会見で「再編議論に当たっては上越地域医療センター病院も受け皿として期待されている。(センター病院)基本計画の見直しで再編議論の合意内容を反映する」と述べた。

 医療センター病院は患者の回復期、慢性期医療を担う病院として、一般病床142、療養病床55を擁する。老朽化のため2020年3月に現地建て替えの基本計画を策定、25年度の開院を予定したが、コロナ禍で思うように計画が進まなかった。市は本年度中に計画見直しを行うことにしていた。中川市長は「上越圏域における慢性期・回復期医療の中核病院として、役割を担うことができるよう努める」とした。

 機能再編は2年程度かかるとみられ、完了後に新潟労災は閉院する方針。中川市長は新潟労災の建物を活用した医療センター病院の移転案について「老朽化しており、病床数も多く、不釣り合いだ」として、否定した。



◇調整会議の議論を注視

 上越地域医療構想調整会議では、新潟労災の医療機能再編を目的とする「短期再編」と、今後の人口減少を踏まえ、地域全体の医療提供体制を持続可能なものとし、医療の質を引き上げる「中期再編」を同時に進行する方針が確認された。上越地域は県内の隣接他地域が遠く、地域内で医療を完結させる必要もある。

 中川市長は中長期を展望し、医療センター病院の機能強化どう図るか、との問いに対し「地域で核となる病院が決まれば、おのずとセンター病院の役割は決まってくる」として、調整会議の議論の成り行きを注視する考えを示した。

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