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災害に備え一丸で対応 糸魚川市防災訓練 住民避難や避難所設営 土砂災害、洪水を想定

段ボールベッド設営の様子(25日、青海生涯学習センター)
カードゲーム形式で大規模な風水害を疑似体験できる「風水害24」に取り組む参加者たち(25日、田沢小体育館)

 糸魚川市防災訓練が25日に行われた。全市一斉での住民避難訓練に続き、青海生涯学習センターでの避難所設営・運営訓練などを通じて各地区の住民たちがそれぞれ避難体制を確認、災害に備えた。

 避難訓練は前日から降り続く雨で土砂災害、洪水の危険性が高まったことから市が市内全域に警戒レベル4の避難指示を発令したという想定。市民は防災行政無線や安心メール配信を受け、各地区で定められた避難場所へ避難した。

 青海生涯学習センターでの避難所設営・運営訓練は東町地区の住民を対象に行い、約50人が参加。市消防本部職員ら手ほどきを受けながら、屋内では段ボールベッドや簡易ベッドなどの設営、屋外ではマンホールトイレの設置や初期消火訓練などに取り組んだ。

 富岳直・東町支館長は「災害はいつ起こるか分からない。いざというときのための備えとして、良い訓練だ」と話した。

◇ゲーム入れた自治会訓練も

 同市の須沢地区自治会(野上正和会長)は25日、市立田沢小体育館でカードゲームを取り入れた防災訓練を行い、約30人が参加した。

 同日の市防災訓練の一環で独自に実施したもの。親不知ライフセービングクラブ代表の渡邉一廣さんを講師に迎え、カードゲーム形式で大規模な風水害を疑似体験できる「風水害24」に取り組んだ。

 参加住民はゲームを通じ、巨大台風が接近、過ぎ去るまでの24時間で自身と周囲の命を守るための判断や行動をシミュレーション。参加した男性(63)は「はじめてやったが、大変参考になった」と話した。

カードゲーム形式で大規模な風水害を疑似体験できる「風水害24」に取り組む参加者たち(25日、田沢小体育館)