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パンやクッキーなどに利用 上越産小麦をPR 雪の下の小麦 今年も収穫 柿崎区下小野

今年も黄金色の穂をつけ、収穫の時期を迎えた
手刈り以外の部分は田中さんが機械で収穫

 柿崎区下小野の農地で20日、小麦の刈り取り作業が行われた。今後、地元産の小麦としてパンやクッキー、焼き菓子などさまざまな商品化が行われる。「雪の下の小麦」のブランドで、上越の特産として売り出す思いだ。

 中心となって事業を進めているのは小竹製菓(上越市南高田町)の社長、小竹孝雄さん(57)で、「地元産の小麦を使って商品を作りたい」と、4年前に若手農業者集団「いぶきの会」の田中基輝さん(47、柿崎区荻谷)に声をかけた。同会では寒冷地栽培に適した小麦「ゆきちから」を生産していた。

 4年目の今年は下小野のほ場13アールで栽培。昨年10月に種をまき、今年5月に出穂したが、その時にちょうど雨が降り、穂がやや黒ずんでいるものの、実には問題がないという。収穫量は約300キロ。

 この日は同社の従業員ら約10人で収穫作業を行った。小竹さんは「気候風土からして小麦栽培には適していないかもしれないが、今年も無事、実がなってほっとしている。上越で採れた麦の味わいが感じられる商品ができれば」と話した。製粉し、11月頃に商品化を予定している。みそやあん、麩(ふ)などの製造事業者と「上越雪の下小麦の会」をつくり、商品化を研究している。

 新潟県はコメから小麦への転作を奨励しており、上越でも実証実験が行われ、栽培面積が広がっている。

手刈り以外の部分は田中さんが機械で収穫